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自分へのグリーフケアのための徒然

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グリーフケア・死別の癒しについて つれづれ綴っていきます

2021-8-24

グリーフケア第一歩

今、やっとこうして自分の気持ちを書けるようになったので
少しづつ書いてみようと思い立ちました。
自分へのグリーフケアになるかなと。
もしかしたら、
私のような立場になってしまった方がいたら
何かお役に立てるのかなとの思いも少しだけ・・・

夫の死から一年と8カ月が経ちました。
涙にくれる日々ではなくなったけれど、
それでもまだまだことあるごとに思い出しては
涙があふれてしまいます。

一昨年の春は未来に夢を描いて、二人で笑いあえていたのに・・・

梅雨が明けた初夏のあの日、残酷な宣言が夫に下ったのです。
肺がんのステージ4。

少しの咳で風邪かなと近所の内科に行きました。
レントゲンを撮ると陰があると言われたので大きめの病院でCTを撮ることに。
そのCTの結果、大学病院へ行くように勧められて紹介状を書いて頂きました。

そして、大学病院での診断結果は、あまりにも簡単に告げられたのです。
まるで「盲腸ですね」みたいに「肺がんですね」と。

なんとなく、それまでの経過などから覚悟はしてはいたけれど、
実際に現実に言葉にして医師から言われたときは、ほんとうにショックでした。


自分へのグリーフケアのための徒然 -

宣告のあと、絶望していた夫に、軽い感じで看護師さんから「アンケートです」と渡されたのが
”緩和ケアについて”
精神的な緩和ケアを受けたいですか?とかそんな項目があったと思います。
夫は「非常に強く思う」にチェックを付けていました。
アンケートを返し、しばらくすると「この後すぐに緩和ケアのナースと面談になります」
と案内されて別の部屋へ。

そこで、緩和ケアの専門看護師からアドバイスをいただきました。
「栄養のあるもの、好きなものを食べること」
「旅行など行きたいところに夫婦でいくこと」
「前向きに楽しく過ごすこと」などを伝えられました。

ベテランの専門看護師の優しい言葉と対応のお陰で、
夫も私も少しは落ち着きを取り戻しましたが、
先が見えない不安と恐怖を無理やり覆い隠したような感じでした。

「がん宣告」を軽々しく伝えられたことによる医師への不信感が、
いつしか病院への不信感にもなってしまい、セカンドオピニオンの病院選びを考えていました。

宣告については様々な意見があると思いますが、私達の受けたがん宣告はこんな感じで始まったのです。


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