グリーフケア第一歩
今、やっとこうして自分の気持ちを書けるようになったので
少しづつ書いてみようと思い立ちました。
自分へのグリーフケアになるかなと。
もしかしたら、
私のような立場になってしまった方がいたら
何かお役に立てるのかなとの思いも少しだけ・・・
夫の死から一年と8カ月が経ちました。
涙にくれる日々ではなくなったけれど、
それでもまだまだことあるごとに思い出しては
涙があふれてしまいます。
一昨年の春は未来に夢を描いて、二人で笑いあえていたのに・・・
梅雨が明けた初夏のあの日、残酷な宣言が夫に下ったのです。
肺がんのステージ4。
少しの咳で風邪かなと近所の内科に行きました。
レントゲンを撮ると陰があると言われたので大きめの病院でCTを撮ることに。
そのCTの結果、大学病院へ行くように勧められて紹介状を書いて頂きました。
そして、大学病院での診断結果は、あまりにも簡単に告げられたのです。
まるで「盲腸ですね」みたいに「肺がんですね」と。
なんとなく、それまでの経過などから覚悟はしてはいたけれど、
実際に現実に言葉にして医師から言われたときは、ほんとうにショックでした。
宣告のあと、絶望していた夫に、軽い感じで看護師さんから「アンケートです」と渡されたのが
”緩和ケアについて”
精神的な緩和ケアを受けたいですか?とかそんな項目があったと思います。
夫は「非常に強く思う」にチェックを付けていました。
アンケートを返し、しばらくすると「この後すぐに緩和ケアのナースと面談になります」
と案内されて別の部屋へ。
そこで、緩和ケアの専門看護師からアドバイスをいただきました。
「栄養のあるもの、好きなものを食べること」
「旅行など行きたいところに夫婦でいくこと」
「前向きに楽しく過ごすこと」などを伝えられました。
ベテランの専門看護師の優しい言葉と対応のお陰で、
夫も私も少しは落ち着きを取り戻しましたが、
先が見えない不安と恐怖を無理やり覆い隠したような感じでした。
「がん宣告」を軽々しく伝えられたことによる医師への不信感が、
いつしか病院への不信感にもなってしまい、セカンドオピニオンの病院選びを考えていました。
宣告については様々な意見があると思いますが、私達の受けたがん宣告はこんな感じで始まったのです。
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