夫を亡くした二人の料理研究家
シンプルに生きる
グリーフ 悲しみを癒す
グリーフケア・死別の癒しについて つれづれ綴っていきます
夫を亡くした二人の料理研究家
私と同じころに夫を亡くした料理研究家のお二人がいました。
栗原はるみ さん
平野レミ さん
お二人ともご夫婦仲が良くて評判の方々。
美味しいお料理を愛するご主人やご家族のために作ってきたことでしょう。
平野レミさんのご主人、和田誠さん。
かわいくてユーモアたっぷりで、且つおしゃれなイラストは誰もが癒されたと思います。
イラストからは温かさ、優しさがじんわりと伝わってくるような感じで、私も大好きでした。
栗原はるみさんのご主人、玲児さん。
栗原はるみさんの料理本に載るコメントには、必ず「玲児さん」とのことが出てきます。
「玲児さんの大好物」「夫婦で食べた思い出の味」「玲児さんに・・・」
こんなにご主人の名前が載った料理本って、多分世界中探してもなかなかないのではないでしょうか。
常に前向きで素敵な生活に囲まれていただろうお二人も、
喪失の悲しみに打ちひしがれていました。
泣いて泣いて・・・人相が変わるほど泣いて・・・
愛していた深さが深いほど
相手とのつながりが濃いほど
喪失の悲しみは強く根深いものなんだと。
夫婦でいた年数は関係ないのですよね。
何年、何十年と一緒にいても、
終わってしまうとあっという間の時間に感じる。
そして、悲しいけれど、これはどの夫婦にもいつか訪れること。
どちらかが先に逝ってしまう。
残された方は悲しみに暮れることになる。
私は30年の結婚生活だったけれど、それを長いとは思えない。
きっと3年でも10年でも悲しみは変わらない気がします。
夫を亡くした二人の料理研究家について 夫を亡くした 料理研究家