慣れとは恐ろしい

シンプルに生きる

グリーフ 悲しみを癒す

グリーフケア・死別の癒しについて つれづれ綴っていきます

考えられないし考えたくない

夫が他界してしまうと、悲しみの渦に巻き込まれて

ただ流れるままに過ごしていました。

彼の死を考えたくないから、昼間は忙しく過ごします。

幸い、手続きや葬儀準備や雑務などで色々と忙しいのでいいのですが

夜になると本当に苦しくなりました。

涙にくれる日々。

そんなどうしようもない時は、夫への想いや彼に伝えたいことを、

書きなぐるようにノートに書いては泣きました。


意図的に、彼のことを考えないようにするために、

夜寝る前は数独をやり続けて考えが浮かばないようにしていました。

あまり眠れないし食欲もないので体重が一気に落ちました。2週間くらいで4キロは落ちたでしょうか。

そんな状態なので、周りの親族や友人がとても心配してくれました。

本当にありがたかった。

優しい声掛け。

メールや電話。

食事やショッピングへの誘いなど。

みんなが私を見守り、優しく接してくれました。

そんな感じで、一月ほど経つと少しづつ落ち着きを取り戻しました。

彼がいない日々に慣れてくるというほうがピッタリするかもしれません。

慣れるんです。

旅行とか出張で出かけたようなイメージで、彼の不在に慣れてくる。

悲しい現実です。

考えられないし考えたくない 考えたくない 慣れ